お知らせ

「感染症と食中毒の予防と蔓延防止」

2011年、最初の研修は「感染症と食中毒の予防と蔓延防止」について勉強しました。
今回は、3大予防策(手洗い・うがい・手袋マスクの着用)をしっかり学ぼうと考えました。
最初は、感染症についてのリスクとその感染経路について、持病のある人や極度に弱っている人が、重病化してしまう事や、咳・くしゃみ・接触などいたる所に感染の経路があること等を説明しました。
食中毒では、この時期に流行するノロウイルスは嘔吐や下痢が特徴で、その経路での感染が多いため、嘔吐物の処理の仕方、排泄介助の方法も合わせて説明しました。
次に、この二つに共通する事前の手洗い、手袋・マスクの着用、事後のうがいについて説明をした後、ケアのときどんなことに注意しているかという話し合いを行いました。その中で、手洗いの方法が、案外自己流であることや「マスクはどんなのを使えばいいのか?」「うがいの正しい仕方は?」という質問があがりました。そこで、手洗いでは用意した図を見ながら、指先や手の甲、手首までムラなく洗うことを実際に行い、マスクについては予防と蔓延防止に有効であり、使い捨てのサージカルマスク(飛沫感染対策用)を使用するのが望ましく、うがい薬は、過度に使用すると口腔内の常在菌がいなくなってしまうが、感染流行時には、効果的であるという説明をしました。また、市販されている消毒ハンドジェルとスプレーもみんなで試してみました。両方とも速乾性が有りベタベタせず使いやすいとの意見でした。
今回の勉強会では、正しい知識と技術を身につけ、予防対策を行っていく事が大切であることを学びました。
体調管理をしっかりと行い、ご利用者に不安感を与えないよう蔓延防止につとめたいと思います。