お知らせ

『夏の疲れが出ていませんか?~異常の早期発見と応急救護~』

今回の勉強会は、訪問看護師による『夏の疲れが出ていませんか?~異常の早期発見と応急救護~』と題して行われた、合同勉強会に参加しました。
  始めに「夏つかれ度チェック!!」として25問のチェックシートに記入し、夏ばて度を見ました。少し心配しながら自分の結果を聞き、「あ~大丈夫。良かった。夏疲れや。」などと声があがっていましたが、中には夏疲れ緊急事態発令中の方がおられ看護師から気をつけるよう声をかけられていました。でも、ヘルパーステーションの職員は、夏疲れ知らずの元気人が多く、「さすが!」いつもの元気は健在だと思いました。
  次に、夏ばての4つの原因、自律神経の不調、胃腸の働きの悪化、水分不足、湿気についての、説明があり、夏ばて対策10か条では、「冷房温度を適温に調整」「湿度を40~50%に」「冷たい飲み物のガブ飲みはダメ」「たんぱく質、ビタミン、ミネラルを摂取する」「上手に汗をかくこと」など、の説明がありました。高齢者は、「のどの渇きを感じる」「体内温度など感じる」ことが鈍くなっているので状態の観察、変化にすばやく気付く事の大切さを感じました。
関わらせて頂いている利用者さんの中には、「トイレに行くのが大変だから、あまり水分を摂らないようにしている。」と言われる方が多いので、脱水の危険性のある方には、今回学んだことを伝え、「水分補給して下さい。」ではなく、何故水分補給をいないといけないのかなどの説明をきちんとできるよう知識を身に付けないといけないと思いました。また、利用者さん宅の室温調整の大切さや、栄養素を逃がさない調理方法、野菜の栄養素などを知り、援助計画にも反映していきたいと思いました。
  また、簡単な夏ばて予防の調理、<元気もりもりスタミナ丼><梅酢を使ったゴーヤ>の2品を紹介して下さり、看護師さんの家では好評だったそうです。
夏は食欲が落ちたりされる事が多いので、ぜひ調理援助の時には、参考させて頂こうと思いました。
 私もよく両親から「水分をとり、しっかり食べ、遊び、早く寝なさい。」と言われていた事を思い出しました。今から思えば、夏には栄養のある食べやすい食事とスイカや麦茶があって、言われてたことにはちゃんと意味があるんだなと思い、自己管理の大切さを改めて感じました。
  次に、応急手当として異物がのどにつまった時の体位や注意点などを教えて頂きました。訪問中でも嚥下困難な方は、異物がのどに詰まることはあります。その時、落ち着いて側臥位になっていただくなど、職員もあらためて応急対応の技術の大切さに振り返れたと思います。
  最後に、三角巾やハンカチを使い、本結びの結び方、解き方をみんなで何回も練習をし、最終的には、殆どの方が結び方、解き方をマスターしました。
 今回の研修は、夏疲れの予防、利用者さんにどう対応するのかを勉強させて頂きました。まだ暑い日は続きますが、みんなで暑さを乗り切り、室温・水分不足に注意など教えてもらったことを生かして、利用者さんのちょっとした変化に気付き、早期対応ができるケアに結び付けたいと思います。