お知らせ

第78回合同研修会

私たちホームヘルパーが、ケアの中で見ている生活の環境、周辺環境のモニタリングは、ご利用者が馴染んだ土地でその人らしく暮し続ける為に重要であることを事前に伝え、「モニタリングに出来ること~事情報収集の力を高める~」という8月の鴻池会の公開研修会に参加し、「見直し」「見守り」というモニタリングの機能について学びました。
「見直し」は、「必要なサービスの量」「目標に対する達成率」「サービス提供状況は適切か」「プラン内容が利用者の希望とあっているか」「本人の目標達成の為のサービスが提供できているのか」といった視点でのモニタリングです。「見守り」は、五感を使い、表情・話し方・声・室内の様子・着衣・においなど、いつもと違う事に気付く事が大切だという説明を受けました。
その後のグループワークでは、各専門職の方の貴重な意見を聞くことができ、ヘルパーからは、日ごろの視点や気づきなどの意見を交わすことができました。グループワークを通して、あまり経験することができないカンファレンスを体験することができたのではないでしょうか。
また、研修会後の事業所内での気づきとして、ケアに入ったとき、ご利用者の体調や周辺の環境の小さな変化の記録から、他職種間で共有することを見極めて、専門職として情報提供することの大切さを再確認しました。各職員からも「本人の思い・家族の思い・スタッフ間の思いが異なる時が出てくる、その為にも細かいモニタリング、個々への聞き取りが必要だと思った」「利用者の小さな変化やその周辺の状態・状況を把握し、チームでケアを行うにはモニタリングが大切だと感じた」という気づきがありました
ご利用者の身近にいるヘルパーだからこそ、聞き取れる情報や観察できる事があります。ヘルパーのモニタリングが少しでもケアプランに反映され、ご利用者が自分の思いに添った生活や目標に向かっていけるよう支援できればと考えています。