お知らせ

第81回合同研修会

今回は、認知症による機能低下の経過に伴う治療薬について知ることと、BPSDのケアに必要なアセスメント方法を理解し、チームでご利用者の支援を適切に行うために、『認知症をもっと知ろう。Part2』(講師:平井理事長)の研修会に参加させて頂きました。
研修会に参加して、ヘルパーとして認知症のご利用者に関わる時、BPSDの有無・どんな時にその症状が出るのか、在宅での普段の生活活動、社会交流の状況など、専門職の視点を持ったアセスメントが必要だと再確認しました。 
そして、今回の研修のポイントである認知症の方とその家族を支える非薬物療法というお話では、ご本人の症状にあったアプローチをする。ADL・IADLが低下しているなら作業療法や環境整備をする。対人技能が低下しているならその人に対する接し方を工夫しコミュニケーションを円滑に行うということを教えていただきました。ヘルパーは、ご利用者の身近にいる存在としてこれをキャッチし、非薬物療法といわれる治療を目的とした医療・介護のチームでの「関わり」が大切ということをあらためて感じました。
今回の研修での職員の気づきとして、「支え合う全ての人たちが情報を共有し、支援の方向と具体的なケアの方法を考えていく。」「必要な知識を習得し、多職種で連携しながら支援する。」「地域での支え方のお話が心に残った。認知症の方が地域社会で心豊かに暮せるような支援をしていかなければならない。」「必要な対応は人それぞれで、ケアを提供する事が難しいと感じる反面、コミュニケーションを大切にすることで、本人や家族が落ち着いて過ごせる毎日を提供できたら嬉しい。」などがありました。
最後に平井理事長は、『寝たきりゼロへの10カ条』のお話をしてくださいました。約20年前の厚生省の10ヶ条ですが、今わたしたちが大切にしている「リハビリ前置」「地域での支えあい」「利用者の社会参加」をチームで共有するための考え方として秋津ホームヘルパーステーション全員で大切にしたいと思います。