地域ケアセンター 活動報告

10月「知って欲しい認知症ケア~笑顔を大切にするケアを考える」

10月16日(金)いきいきライフセンター 研修室にて「知ってほしい認知症ケア~笑顔を大切にするケアを考える~」のテーマで鴻池荘 在宅介護支援センターよりお伝えさせていただきました。

先ず、認知症の基本的な知識として、年齢による物忘れと、認知症による記憶障害の違いや認知症の人誰にでも見られる記憶障害など中核症状と呼ばれる症状や、その症状に性格や心理状態、環境などが影響して現れる周辺症状があることをお伝えしました。そして、その周辺症状は「ケア」によって症状が大きく影響されることを、認知症の「初期」「中期」「後期~晩期」と3つの段階に分け、症状や関わりで大切なことをお伝えしました。

 認知症の「初期」では、物忘れがひどくなったことを自覚し、気分が落ち込む時期のため、周囲はご本人の不安を軽減できる様、思い出してもらえるようなヒントを交えた関わりが重要です。更に少しでも不安に感じた時は、認知症専門病院の早期受診の大切さをお伝えしました。
 「中期」では、周囲が「あれ?認知症かな」と気づくほど日常生活に支障が出始める頃です。「問題行動」と呼ばれる症状もご本人にとって意味のある行動(外出)であり、ご本人の気持ちを理解して関わる事が、今後の認知症の進行に大きく影響します。
「後期~晩期」では、日常生活全てに介護が必要となり、言葉でのコミュニケーションが難しくますが、気持ちを伝える手段として、優しく体にふれたり、懐かしい歌を歌うなど言葉以外の手段を用いることでご本人の気持ちが穏やかになることもあります。

 参加していただいた皆様には、認知症の疑似体験として、認知症の方が施設に入所された際の「ここはどこ?」「不安で帰りたい」・・・といったご本人の気持ちを表現したスライドを見ていただきました。
 最後に、認知症のご本人が自分の言葉で認知症の人の気持ちや安心して笑顔になれる関わりのヒントを伝えているビデオを紹介しました。「病状が進むと私たちの記憶に残るものは、皆さんが何を言ったかではなく、その言い方です。あなたの言ったときの感情が伝わってきます。あなたの笑顔・笑い声・温もりに私たちは繋がっていくのです。」という言葉が私の心に強く残りました。ご本人の立場に立つことで、安心や笑顔を引き出すケアにつながる事を
学んでいただけたのではないかと思います。

 次回の健康教室は、11月21日(土)
鴻池荘 サテライト 蜻蛉にて
 「自宅で出来る簡単リハビリ Part4」
~体のバランス保てていますか?~ とのテーマで秋津鴻池病院 リハビリテーション部 宮下 敏紀よりお伝えします。
皆様お誘い合わせの上是非ご参加下さい。