地域ケアセンター 活動報告

みんなの力で地域をつなぐ~自分たちの役割を考える~

6月16日(水)鴻池会研修棟に於いて、鴻池荘在宅介護支援センターより「みんなの力で地域をつなぐ~自分たちの役割を考える~」と題して研修会が開催されました。今回の研修は「地域のつながり」をキーワードにこれまでに開催された「これが地域見守りネットワーク~私たちが出来る事~」(平成20年)、「地域に求められる事業所とは」(平成21年)に続く第三弾として、介護保険制度施行後10年目に当たる本年の法改正では、より質の高いサービスの提供と提供体制整備が評価され報酬上の加算対象となっている事もあり、地域の皆さんから選ばれる事業所としてどの様な事に取り組んで行くべきかについて共に考えて行くという内容でした。
  まず全国の高齢化率が22.7%であるのに対して、御所市は30.3%と全国の割合よりも高齢化が進んでいるという統計結果の報告や、高齢化が進むにつれ「高齢者虐待」という悲しい事件が発生している事、また高田警察に昨年1年間に寄せられた認知症の徘徊による捜索願が 25件もあった事、昨年末に御所市で起こった徘徊による死亡交通事故等から、ネットワーク作りへの取り組みが私達の地域においてはより大切で必要性のある事を知りました。
  ネットワーク作りに取り組む上での自分たちの役割は、地域の方々の心配や不安を安心に変える事、だと思います。その為には、まずは地域の方々の声に耳を傾ける事から始まると思います。地域の事業所が取り組んでいる活動もネットワーク作りの大きな一歩であり、「生活・介護サポーター養成講座」や今年4月に開設した「御所市ボランティアセンター」、御所市初のインフォーマルサービスの情報マップである「地域活動マップ」もその際の大きな助けとなると思います。
介護支援専門員としては地域の事業所の一員としてネットワークづくりにも取り組みつつ、活動マップは、実際に計画の作成に活用して行きたいと思いました。
(居宅介護支援事業所 竹内 靖人)