地域ケアセンター 活動報告

第75回 ヘルパーステーション合同研修会報告

「音楽療法とは」体験を通して学ぶ
今回は地域ケアセンターの公開研修会、「音楽療法とは~体験を通して学ぶ~」に参加しました。
音楽のもつ力には、人にリラックスを与える効果と、曲を聴いて過去を思い出す回想法のような効果と、1つの音楽で集団をまとめる力があるという事でした。
音楽には「聴く」「歌う」「演奏する」「動く」「個人活動」「集団活動」など色々な形態や方法がありその人に合ったその人らしい音楽療法を行う事で、精神や行動の安定がはかれたり、興味や好奇心意欲を引き出したり出来ます。
鴻池荘でも認知症の方に実践し、その結果、不安な表情が和らぐ・集中したまなざしが見られる・集団にまとまりが出るなどの効果があらわれているそうです。
ヘルパーステーションでも利用者と歌を歌いながらケアを行っていた事がありました。
コミュニケーションが難しい利用者さんでも音楽療法の成果を見ることが出来る場面もあります。
歌を歌ったり、歌わなくてもその人の好きな歌の話をしたり、歌にまつわるエピソードを話したりする事によってリラックスしてケアを受けてもらえます。
今回の研修会では音楽を意図的に活用することで心身の安定に繫がる治療法になるという事を学びました。
研修会後ヘルパーから、「音楽には心だけでなく身体にも良い影響がある事を知った。(集中力が上がる・腹式呼吸で筋力がつく・脳の活性化・手足のリハビリなど)」
「疲れている時や気分が落ち込んでいる時など自分も音楽に癒される時がある。今後ケアの中で取り入れていきたい」 という意見がありました。
秋津ヘルパー一人一人が心に余裕をもったケアを行いながら、このような音楽療法取り入れていければと思っています。