地域ケアセンター 活動報告

訪問リハビリテーションとは~訪問リハビリテーション開始までの流れから内容に関して~

6月10日(木)橿原市万葉ホールに於いて、鴻池荘訪問リハビリテーションのスタッフから「訪問リハビリテーションとは~訪問リハビリテーション開始までの流れから内容に関して~」と題して研修会を開催しました。
最初に訪問リハビリの目的について「廃用症候群の予防による身体機能の維持と、ADL・IADL・社会活動性の向上による生活機能の維持・向上を図ることである」と伝えられ、
その後、訪問リハビリの3部門である作業療法、理学療法、言語聴覚療法の各担当者よりそれぞれの説明がありました。
事例を交えて具体的な説明があり、各部門を通じて重要なことは、ご利用者の「何がしたいのか」という目的をしっかり把握し、そのためにはどのようなリハビリが必要かを提案し、その方の気持ちに添ったケアをされていることです。
ご利用者は当然の事ですが、各々の個性をお持ちです。それは皆様が色々な人生を送ってこられたからです。
そのご利用者の「生活の再建」を図るためにケアマネジャーが行っていかなければならないことは、ご利用者の人生史(生活史)を十分に把握した上で、ケアマネジャーを中心として他職種の各々のケアプランを踏まえ、目標を明確化することが大切であり、その目標をチームとして共有し、スタッフ全員で達成できるように努力することです。
それにより、在宅生活の安定、さらに楽しみやQOLの向上を図ることが出来るということをあらためて再認識させられた研修会でした。