地域ケアセンター 活動報告

1月「もしもの時の備えのススメ」~防災と応急救護~

1月23日(土)御所市役所で、「もしもの時の備えのススメ」~防災と応急救護~とのテーマで、御所市生活・介護支援サポーター養成講座と合同で開催させていただきました。
 まず、応急救護について、中和広域消防組合 御所消防署の戸田氏より伝えていただきました。もし倒れている人を目の前にした時、その人の命を救うことが出来るかどうかは、私たちの行動で決まると伝えられました。私たちがするべき行動とは、「迅速な通報」「迅速な心配蘇生」「迅速なAEDの使用」があげられるそうです。
 通報してから救急隊員の到着までに平均6分。 しかし、4分以上脳に酸素が送り込まれなければ危険状態になるため、この短い時間に行う心肺蘇生の方法(胸骨圧迫法)と「人工呼吸」「AEDの使用方法」を、人形を使って実演して頂き、具体的な方法とポイントを伝えていただきました。
 AEDについては、参加者から「どこに設置されているのか?」という質問があり、「学校や市役所などの公共施設などに設置されているが、御所市内の設置数はまだまだ少なく市内の駅には設置されていない」との答えに、参加者から「設置するべきだ」という声が上がり、AEDの必要性と重要性を感じていただけたようで、この様な声が設置につながってゆけばと思います。
 
 次に、御所市総務課消防防災係長の竹内氏より、防災について、まずは昨年10月の台風18号の被害状況の報告がありました。また今後、御所市で地震が発生した場合、震度7の揺れと具体的な被害状況が予想されており、そのため、これまでの地震の経験から、要介護・要支援者、障害者、難病患者、一人暮らし高齢者、高齢者のみの世帯など被害に遭う確立が高いとされる「災害要援護者」を把握する為に「災害時要援護者登録支援台帳」の作成を検討しているとのことでした。
 最後に、災害時の救出時間を都市部と山間部で比較すると、山間部の方が救出時間が短く救出率が高い。その違いは日頃の住民同士のつながりが影響しているというお話しから、災害時には日頃から地域住民同士の関係性を大切にする。更に家族間で話し合う等、緊急時に備え準備を進めてゆく必要性を感じました。