地域ケアセンター 活動報告

1月健康教室のご報告

1月の健康教室は「防災」についてお2人の方を講師に招き開催しました。
まず、生活・介護支援サポーターの福塚さんより、人や地域の活動について
「災害が起きた時、自分の身をどの様に守るかが大切です」というお話から始まりました。今すぐに出来ることとして、市販されている家具を固定する突っ張り棒や金具などの防災グッズの紹介をしていただきました。また、「災害に備えるための準備をするのは、大掃除の時など『きっかけ』を作って行うことがお勧めですよ」と伝えられました。
 福塚さんは、応急手当普及員としても活動されており、応急手当の知識の重要性についても伝えられました。そこで今回は、応急手当の負傷者の対応について資料が配布されました。福塚さんの地域では、初めて防災訓練を開催する予定だそうです。「初めての事ですが、市役所の方に協力頂きながら、地域全体で取り組んでゆきたい」と意気込みが伝えられました。
 御所市役所 野尻さんからは、奈良県の活断層の状況や地震発生の確率と被害予想についてお伝えして頂きました。御所市では震度7の場合、死者350人、負傷者477人と予想されているそうです。しかし「一人ひとりが日頃から意識を持つことで、この人数を確実に減らすことが出来ます」と力強く伝えられました。
 そこで、「災害が起こった場合にどう行動するのか家族や職場で話し合うことが大切です」とお話しされました。話し合いの内容は、被災後、集合する場所や時間帯等を詳細に決めておく事がポイントだそうです。会場からは、「避難所しか決めてなかった」と、具体的に決めておく重要性を感じておられました。
 これまでの災害時の経験から日頃の地域のつながりが、緊急時の助け合いに大きな力として発揮するそうです。改めて地域のつながりを持つことの重要性と、防災意識を高く持つことの大切さを感じることが出来ました。