地域ケアセンター 活動報告

4月健康教室のご報告

「便秘について知ろう」
~今日からこれでスッキリ便秘解消法~
4月の健康教室は、女性の2人に1人に1人が悩んでいる便秘についてお話をしていただきました。まず、食べ物が口に入ってから排出されるまでの排便のメカニズムの説明から始まりました。   
 次に、良い便はバナナのような形で表面は滑らかで
柔らかく、便秘の便は水分が少なくウサギの糞のよう
にコロコロしていたり、1本になっていても表面にひびがある状態だと説明していただきました。
 一般に便秘とは、排便の回数が少なくなった状態で、4日以上排便がなければ便秘と言われますが、排便間隔が短い場合でも残便感や腹部膨満感などの自覚症状があれば便秘だそうです。
 便秘は、大腸がんやポリープなどの病気が原因で起こる『器質性便秘』と、大腸や直腸の機能低下やよく便意を我慢すると起こる『機能性便秘』に大きく分かれるそうです。さらに、機能性便秘には、生活環境の変化や精神的な緊張で起こる一過性のものや腸の動きが悪いために起こるものなどがあり、原因は様々だということです。
 便秘を解消するには、排便を我慢せず、食事、水分をしっかりとる。適度な運動など、生活面を改善すること。また、腸内の善玉菌を増やし、良い便を作る食生活の改善が大切であるとのことでした。
 後半は、参加者の皆さんと腹式呼吸でリラックスしてから、便秘解消に効く身体のツボ押しやマッサージの方法などを体験しました。わかりにくいツボもありましたが、押すと「痛気持ちいい」ところがツボ、とのポイントを教えてもらい、熱心に手足のツボを探しておられました。山田看護師にも確認してもらいながら、一生懸命ツボを押しておられました。
 会場からは「お腹に”の”の字マッサージをすると良いと言われていますが、本当ですか?」との質問が上がり、「腸の動きを助けるので効果がありますよ」との説明がありました。また、「日頃からどのような便か、見て、においを嗅いで確認し、いつもと違うことが続くようなら、受診することが大切」と答えられました。便秘解消には、先ず自分の便を観察し、原因を探り、自分に合った解消法を見つけること。それが健康にもつながることがよくわかりました。