地域ケアセンター 活動報告

7月 健康教室ご報告

7月の健康教室は、元気に夏を過ごすために心がける食事について管理栄養士の山田さんからお話していただきました。
まず、夏バテになりやすい食生活を5つの項目からチェックしました。参加者のみなさん当てはまる項目があった様子でした。
 夏は、食欲が落ちたり、調理が面倒になったり、栄養のバランスが偏りやすい時期だそうです。また、ビールなどのアルコール類は、水分摂取には向いていないそうです。
 そこで、栄養素を「赤・黄・緑」の三色に色分けする考え方が伝えられました。まず、 肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など血や筋肉を作るタンパク質の食材を「赤」 。ご飯やパン、めん類など、力や熱になる炭水化物を「黄」。野菜や果物など体の調子を整えるビタミンやミネラルを含む食材を「緑」と考え、これら三色のグループの食材を組み合わせることでバランスのとれた献立になるそうです。
 山田さんから「夏の暑い時期は『そうめん』だけの食事など、栄養が偏る傾向にあります。 『緑』のキュウリや『赤』のたまご焼を添えることで、『黄』だけだった献立からバランスのいい献立になります。上手く三色の食材を組み合わせてく食べて下さい」と、お話されました。
後半は、夏に陥りやすい体調不良に効果的な食材についてお話されました。例えば、疲労回復には豚肉やレバーなどビタミンB群。エアコンの影響で冷え性に悩む時は血行を促進する緑黄色野菜や豆類などビタミンE。猛暑のストレスには免疫力を高めるビタミンC。だるさにはトウガラシや香味野菜で食欲アップなど、食材の持つ力を利用して体調に合わせて献立を考えることが効果的に夏を元気に乗り越えるポイントだと学びました。
 参加者の中からは、「旬の食材を頂くことが体にとって一番だと感じています。」とお話してくださる方がおられ、山田さんからは、「旬のものは、その食材が持つ栄養が一番豊富に含まれています。」と答えられ、家族の健康を守ってきた女性の知識が光っていました。
 食欲のなくなる暑い夏も、バランスよく食べる事の大切さを学べた健康教室でした。