地域ケアセンター 活動報告

9月 人との出会いに学ぶ~助け上手、助けられ上手で共に生きる~

テーマ:「人との出会いに学ぶ ~助け上手、助けられ上手で共に生きる~」
9月の健康教室は「人との出会いに学ぶ ~助け上手、助けられ上手で共に生きる~」とのテーマで、国見苑在宅介護支援センター主任 米田 育代氏にお話をしていただきました。
 米田氏は昭和60年より、指導員として、様々な福祉支援の活動を続けてこられ、現在は在宅介護支援センター相談員とケアマネジャーを兼務しておられます。 「介護が続き、心労の為に倒れそうです」と相談に来られた方には、「介護の知恵袋を素直に受けてください」と長い経験の中からのお話をされるそうです。
 今回は様々な出会いの中で、一人の方との関わりを通し、支援者として感じられたことを話してくださいました。
 Kさんは一人暮らしの老女、初めは会って話しもしていただけなかった。訪問を重ねることで、網戸越しでの会話ができるようになり、なじみの関係ができ本人の人生を語っていただけるまでになった。支援をする中で、その人らしい生活の支援とは・・・との苦悩、そして、人生にかかわることの難しさ、また、Kさんへの近隣の方々の温かい支援。その時の状況を本人の言葉のままに伝えていただきました。
 「最近、地域での繋がりが無くなっているといわれているが、御所は決してそのような事は無い」と力強く話をしていただきました。
 様々な人生とのかかわりより「草花は、風に吹かれるときこそ美しい」との言葉で伝えていただきました。
 会場からは、ボランティアの活動をされていた方より、「今は、自分が支援される年齢になった。よいお話をありがとう」と伝えていただきました。
  私達は数えられないほど様々な出会いがあり、互いに支えられています。
 10月の健康教室は、10月20日(土)10:30~池之内区自治会館で「楽しみながら認知症予防~いっしょに手話で歌いましょう」とのテーマで地域ケアセンター大杉と北浦担当し、認知症予防のお話と手話で歌ったり、体を動かします。是非ご参加下さい。