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今月のコラム
南3階 回復期リハビリテーション病棟の取り組み

 2001年6月に回復期リハビリテーション病棟(以後回復期リハ病棟)が開設されて5年目を迎えた。回復期リハ病棟は、脳血管疾患または骨折、肺炎後の廃用症候群などの患者に対してADL能力向上による寝たきり防止と家庭復帰を目的に、医師・看護師・PT・OTなどがリハビリ総合実施計画書に基づきリハビリを集中的に行う病棟である。
  昨年7月に、回復期リハ病棟勤務2年目の看護師が、自分たちがどれくらい家庭復帰に向けて考え取り組んでいるか、過去2年間の退院患者の状況を調査し、分析を行った。それによると、家庭復帰率は60%であった。家庭復帰を果たした要因については、1番目に、患者・家族の復帰意向が強く、特に同居の家族は入院時から退院に向けての取り組みが早いことが挙げられる。家族の介護意欲が強ければ、重介護状態であっても家庭に帰れることが分かった。2番目には、介護量が軽度であれば在宅サービスなどを利用して家庭での生活を再建できる家族も多いことが分かった。3番目には、66%が住宅改修や環境調整により家庭復帰をしていた。4番目には75%がADLの向上があり、家庭生活が継続出来るレベルにまで回復できた。3,4番目は、チームで取り組んだ結果である。
  そして看護師の役割として、
1.早期に患者の退院後の生活状況に視点を置き、指導や情報提供を  行うことが必要。
2.患者・家族との信頼関係を作る努力、患者・家族理解を深めサポー  ト体制作りを行う。
3.入院当初から患者家族の希望をきちんと把握して問題を捉え、家族  関係の調整や患者・家族を巻き込んだ家庭生活のイメージを作るこ  とが重要、 と結んでいる。
 日頃日常生活ケアに追われて、2年目にして自分たちのやっていることの意味づけや役割が明確になり、いまはつらつと積極的に取り組んでいる。今年度の取り組みとして、家庭復帰に際しては排泄介助がキーポイントとなる。排泄の自立に向けて援助し、在院日数の短期化、患者のQOLの向上に焦点を当てたい。

回復期リハビリテーション病棟  中村悦子(文)


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