内科 身体障害者部門作業療法のご紹介
内科の身体障害部門作業療法です。本年度はスタッフの増員により、作業療法士10名体制となりました。作業療法部門の特徴と、大事にしている考え方をお伝えしたいと思います。
対象者は脳卒中や骨折に加え、認知症や、疾患に伴う安静による筋力低下等の廃用症候群を有す方が多くいらっしゃいます。多岐にわたる障害を有す対象者の理解のために、主治医や回復期リハ病棟専属医師のみならず、他院の整形医師・医科大学のリハビリ専門医に回診などを通じてサポートしていただいています。また作業療法士養成校の大学教員にも非常勤で勤務していただき、アドバイスを受けています。以上のような医学的、そして作業療法の専門性を大事にしたサポート体制のもと、退院先の生活に円滑にバトンタッチできるよう、チームアプローチを重要視した働きかけを行っています。作業療法部門内では、法人内に精神科作業療法、介護老人保健施設の作業療法があります。認知症やうつ病などの精神疾患への働きかけの検証、病院から老人保健施設へ入所される方の情報共有などを目的に、内科・精神科・老人保健施設の3部門合同症例検討会や講義を実施し、風通しの良さを目指しています。
また老化に加えて障害を持つことで、「今日一日何をするか自分で考え、決めることができず、実施できない」といった「生活障害」への働きかけの視点も大切にしています。その方の生活歴を踏まえ、「その人らしさ」の再獲得、その方に必要な余暇活動・対人交流や関わり方を家族の方も含めて一緒に考え、「自分で選び、決めること」を尊重した働きかけも行っています。5月中旬からは自宅退院予定の方を対象に、上記の点と就前の活動量を高める目的で、「お楽しみ倶楽部」と称する「遅出OT」を開始します。身体的自立といわれる「身の回り動作」、精神的自立といわれる「Quality of Life(QOL)、生活の質」をできるだけ高め、地域の方の生活を支えていけるよう努力していきます。

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