地域の皆様方には秋津鴻池病院と言うと精神科の病院と言う認識が強いかと思います。 病床数では現在も精神科が内科のベッド数を凌駕しております。
しかしながら最近では我が内科もスタッフには強力なラインアップをとり、内科一般病棟(西1階)や医療療養病床(南2階)を中心に鴻池会グループの中でも中心的な役割を果たしていると自負しております。
また鴻池会内部には介護老人保健施設 鴻池荘を有し、更には姉妹法人である仁南会には国見苑や、さうす国見の特別養護老人ホーム、グループホームが御座います。これ等の施設には当院内科・精神科から常に医師を派遣して利用者さんに合併症等を注意深く診療させて頂いております。全国的にみてもこれだけ厚く医療スタッフがフォローアップしている施設は無いと思います。
また精神科の入院患者さんや外来患者さんも御高齢の方が多くなり、内科的合併症を有する方々が増えておりますが、このフォローアップも我々内科の仕事です。特に高度認知症の為、通常内科病棟で治療が困難な患者さんでも当院では精神科の一部(東棟6階)に重症の内科合併症の治療が適切に出来る病棟を有し、これは全国的にも例の無いものだと自負しております。
同時に鴻池会では専門の相談員が1名の患者さん・利用者さんに1名の担当者がつきまして、医療を越えた社会的側面からも患者さんや御家族を応援させて頂いております。
特にリハビリをさせて頂いている患者さんでは1人につき一定期間毎に主治医・リハビリスタッフ・看護師・MSW・ケアワーカー(介護職)を含めたスタッフでリハビリの進行度等につき細かいミーティングを行なって支援する、所謂チーム医療が高度に発展した病院でもあります。
ところで、この高齢社会においては、疾患とは別に退行性変化、その最終形が所謂老衰でありますが、このような死が多くなって来ております。この様なケースでは、多様な価値観を有する患者さん・御家族の御希望に沿って先進的診断・治療と共に尊厳をもった死、看とり方も今後検討しているところです。
我々は1人の患者さんが不幸にも亡くなられた場合は全例について、スタッフ全員で「反省すべき点が無かったか?」とミーティングの場をもち、今後の糧となるよう努力しております。
色々な面で頑張っている鴻池会を精神科・内科共々今後とも宜しく御願いします。
最後に今一度、鴻池会の理念を記しておきます。そしてこれが我々の偽らざる気持ちです
「利用者の立場に立って、医療・保健・福祉の総合サービスを提供し、地域の皆様がたの自立を支援します」

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