お知らせ

第76回ヘルパーステーション合同研修会報告

今回の研修会は、自分自身のケアを振り返り、利用者の立場に立つという視点を見つめ直して頂く為に「ひもときシート」を利用した勉強会を開催しました。
はじめに、自立支援・生活支援を見極めた意図的な関りには、主体は利用者と言う事を常に頭に置き、①背景 ②本人の思い ③課題 ④目標 ⑤具体的な対応策という順番で、考えることが大切と話され、利用者に関るスタッフはケアの根拠に、目標を理解し支援する事が必要とのことでした。
情報整理シートとも呼ばれているひもときシート(以下ひもとき)を使用して先ず、自分達が感じてる事、思ってること、考えている事を書きあげ、次に利用者の、病気や薬の事、身体状況、精神状況、家族や周囲の関り、生活歴、習慣、なじみの関係などの項目を整理しました。
情報を整理し、そこから支援の糸口に気付くという経過をたどる「ひもときシート」を使用することにより、思い込みのケアではなく、利用者の視点に立つことの大切さを学ぶことが出来ました。
職員のヘルパーからは「独りで考えるのではく、みんなで意見を出し合い情報を整理することで、利用者の気持ちに気づくことが出来た。」「情報を整理する事の大切さに気付けた。」「思い込みのケアになっていた。」などの気付きがありました。また自分なりに「ひもとき」を行い、「利用者の思いが聞き取れていない。背景を知らないことに気付いた。」職員もいました。
今後も利用者視点に立ったケース検討を行い多くの気付きを得て、利用者さんに良いケアを提供できるよう頑張っていきたいと思います。