地域ケアセンター 活動報告

第12回介護支援専門員研究大会に参加しました

第12回介護支援専門員研究大会に参加しました
 2月16・17日、第12回介護支援専門員研究大会『奈良からつながる和のケア』~人の暮らしを結ぶケアマネジメントの力~が開催され、当事業所からは2人参加させて頂きました。
 1日目は、記念講演として「地域に”寄りそ医”20年」~住民と診療所医師の強くて温かい絆の物語~というテーマで福島県おおい町国保名田診療所所長/中村伸一先生から、がん末期患者とそのご家族との絆をいくつかの物語(事例)を通して伝えて頂き、地域包括ケアシステムにおける在宅医療の在り方と地域根ざした医療の大切さを学ばせて頂きました。特別講演では、地元高取町の住職兼シンガーソングライターのやなせなな氏より、「いのちのトーク」と歌を聴かせて頂きました。
 2日目は、5つの分科会でシンポジウム研究発表が行われ、私(大西)は、「施設と在宅をつなぐ~切れ目ない支援をめざして~」という演題で、病院・施設・在宅で行っている連携の取り組みを発表させて頂きました。また、他の発表者の方々の、「難病支援」や「看とり」の難しさなどの内容を聞かせて頂き、自分自身のキャリアとスキルアップの必要性を感じました。
 浅田は「第3分科会」に参加し、「地域に安心を提供するために」というテーマで、平成23年に地域ケアセンターにおいて行ったアンケート結果についての考察と、これから地域に向けて取り組むべき事について発表させて頂きました。第3分科会では参加型分科会であり、一つの発表について、参加者が意見を出し合うといったものでした。そこでは、「地域のつながりにおいて、民生委員など地域のリーダー性は大きな影響があると思うので、熱心な民生委員との良好な関係を築き、ケアマネの位置づけ等を理解して頂く。」「地域ケア会議を定期的に行い活用する。」などお互いに顔の見える関係を築く事が重要との意見を頂きました。今回の研究発表を通じて、地域おけるケアに対する様々な考え方を勉強させて頂くことができました。