地域ケアセンター 活動報告

11月「趣味を通して元気になれる」~作業療法に挑戦~

今回は、籐細工に挑戦していただきながら、趣味の大切さについて、鴻池荘 訪問リハビリテーション部の黒崎秀彰氏よりお話して頂きました。 まず、参加者の方全員に籐を使ったコースター作りにチャレンジして頂きました。ほとんどの方が初めて籐細工を経験されるようで、「上手く出来るかな?」と言いながら、説明を真剣に聞いておられました。また、男性も女性も黙々と器用に編み進められ、作業に集中されている様子でした。作業中は、隣の人と相談したり教え合ったり、作品を見比べながら感想を言い合ったりと、活気ある雰囲気が会場を包んでいました。
作業が終了した後、「なかなか思うようにいかない」「昔取った杵柄で出来た」「難しかった」などの感想や出来上がったコースターを眺めながら「花を飾って壁に掛けようかな」「もう一度きれいに編み直して仕上げたい」など、意欲的なお話しを聞くことができました。
作業終了後、黒崎氏より、「今日のように同じ時間に、同じ空間で、同じ作業をしても、集中された方、楽しまれた方、新しい挑戦に学びを感じた方など、一人ひとりの感想が違うと思います。また、日常生活の中の活動も、目的や意味が一人ひとり違います。」と説明され、最後に、「仕事や子育てを終え、年を重ねると増える自由に使える時間を、ごろごろ過ごすのもいいですが、ささやかなものでも、ホっとしたり、楽しめたり、誰かの為に頑張れる、趣味を持って元気に過ごしていただきたいです。」と締めくくられました。
今月の歌のコーナーは、作業に集中して力が入った肩や首のストレッチでリラックスした後、「365歩のマーチ」を「イチ、ニ、イチ、二」と足踏みをしながら元気よく歌いました。