地域ケアセンター 活動報告

12月 お茶会と「懐かしいお話を聞かせてください」

12月の健康教室は12月13日(土)池之内区自治会館で在宅介護支援センター健康教室一年間の感謝を込め、お茶会と「懐かしいお話を聞かせてください」とのテーマで開催しました。
 
お茶会では、池之内女性部茶道同好会表千家田村宗佳教授を始め、古沢さん、時岡さんのお二人にお手伝いをしていただき、舞台ではお手前の披露、参加していただいた皆様には一服のお茶を点てさせていただきました。日々忙しい中、健康教室に参加していただき、今日はほっとして頂きたい一日です。ゆっくりとした時の流れにお手前のひとつひとつが、美しく、静かに、心に感じていただけたことと思います。
 そして、「懐かしいお話を聞かせてください」のコーナーでは、参加していただいた皆さんと「いろはかるた」を楽しみました。最近は色々なカルタがある中で「犬棒かるた」と呼ばれているカルタを思い出していただきました。色々なことわざが皆さんから挙げられ「さすがだな」と感心させられました。
 
 次に鮫島純子著「あのころ、今、これから…」より、昭和初期から平成までの暮らしの移り変わり、家事の今昔、昭和の初め頃まで見かけた商売・・・などのイラストを見ながら皆さんに思い出の一ページを紐解いていただきました。
鮫島純子氏の書かれたイラストは懐かしく楽しく、昔と今の暮らしの違いが面白く描かれています。皆様からも、「伸子張り」や「火熨斗」「台十能」、について話をして頂き、「姉さんかぶり」の仕方は実際に日本手ぬぐいを使って教えてくださいました。3台並んだかまどの間で湯を沸かすことができたことや、寿司やおはぎを作ってご近所に配り、頂いた方は「棚からぼたもち」と思ったこと、大掃除の畳干し、紙芝居屋さんや綿菓子屋さん、虚無僧は怖かったなど話は尽きませんでした。
 鮫島純子氏は最後に21世紀に残したい大切なこととして、洋服や靴はお下がり、遠足には水筒、おもちゃは修理、そんなことが当たり前だった、昔の生活。物を大切にして、ゴミを減らす、日常の小さな心がけから日本の再生は始まります。と伝えておられます。
 懐かしい話をしながら、皆さんと共に昔の大切なことを置き忘れてきたことや、伝えていかなければならないことの大切さを改めて感じた一日でした
平成21年1月の健康教室は
1月17日(土) 10:30~
池之内区自治会館
「元気に冬を乗り越えよう! 太極拳を楽しんでみませんか?」
御所市スマイルクラブの皆さんと太極拳を楽しんでいただきます。皆様お誘い合わせのうえ是非ご参加ください。動きやすい服装でご参加ください