地域ケアセンター 活動報告

7月健康教室のご報告

「お薬について学ぼう」~Q&Aで学ぶ薬の知識~
 7月の健康教室は、秋津鴻池病院の中村薬剤師から、お薬についてお話をして頂きました。
 冒頭、中村さんから、「今日は、皆さん の疑問・質問に答えるQ&Aで進めたいと思います。」と 伝えられると早速、今回初めて健康教室に参加して下さった
方が手を挙げ、質問されました。これをきっかけに、日頃感じる疑問や不安が次々にあげられ、その質問に対して中村さんは、ひとつずつ間違いの理由も添えながら、分り易く説明して下さっていました。
 活気ある雰囲気の中、「夕に飲み忘れた薬を翌日の朝に飲むようにしているけど、大丈夫かな?」という質問では、 「薬を飲み忘れたら、その次からキチンと飲めば大丈夫!決められたタイミングに薬を飲むことが大切ですよ。」と正しい知識が伝えられると、参加者の方から「間違いやったんか!」という声があがったり、また、「痛みを取る湿布薬は、一日中貼らなくても半日貼っていれば、皮膚から吸収された効果がその後も続きます。」
という豆知識のお話でも、参加者の皆さんは、「へぇ~!そうなんやぁ~。」と驚いた様子でお話を聞いておられました。
その他にも、薬の飲み方や保存方法、薬に関する基本的な疑問や、サプリンメント等の健康食品と薬の関係についてなど、色んな質問があがりましたが、その中でも、実際に服用されている薬の質問になると、中村さんは、「その薬はどんな薬ですか?」と、的確な回答が出来るように対話しながら丁寧に答えられていました。
 ひと口に「薬」と言っても、飲み方を間違えると、効果が強く出すぎたり、その反対に弱くなってしまうことがあるそうです。薬によってはグレープフルーツジュースや緑黄色野菜などと一緒に食べてはいけない場合があることから、何の為にどんな薬を飲んでいるのかについて、しっかり理解をして服用することが大切だと伝えられました。
 今回は、会場との活発なやり取りが、終了時間のギリギリまで続き、健康に係わる「薬」への関心の高さが感じられる健康教室でした。