地域ケアセンター 活動報告

2月 認知症サポーター養成講座~明日の私のためだから~

認知症サポーター養成講座
~明日のわたしのためだから~
 御所市長の激励の挨拶から始まった今回の認知症サポーター養成講座。東川市長は、御所市でも高齢化が進み、認知症の方も増えているため、認知症サポーターとなって、学んだことを家族や近所の人にも伝えてください。更に、今日の参加者の中には、生活・介護支援サポーターの1期生と現在受講中の2期生の方も参加されていて、これから住民同士が助け合えるまちづくりを進めてゆきましょう。と力強くお話しして下さいました。
 まず、御所市役所の方による楽しい寸劇で、地域の身近な相談窓口を紹介して頂きました。「ピンポ~ン こんにちは~!」とご自宅に訪問する様子から、物忘れが頻繁で、通帳やお金の管理が出来なくなった方やご家族に、権利擁護事業を説明する場面と、介護に関する相談窓口として、地域包括支援センターの他に3つの在宅介護支援センターがあることを伝える寸劇でした。出演者は、地域包括のみなさんに急遽、鴻池会のスタッフも参加しました。手作りの劇に参加者の皆さんも演技に引き込まれながら楽しそうに観ておられました。
 認知症の人を介護今回の開催で、御所市には397名のサポーターが誕生したことになります。認知症サポーターとは、何か特別なことをする人ではなく、偏見を持たず、認知症の人やその家族を見守る方のことだと紹介しました。そして、認知症は、脳の病気であるため、専門の病院で診察を受けることが大切であることと、認知症の症状には、中核症状と周辺症状があり、周辺症状については、私たち周囲のかかわり方で、症状が変化するため、認知症について正しく理解することの大切さを伝えました。講座の中で、認知症の方の「意志とは関係なく失われてゆく感覚」を疑似体験や、ドキュメンタリー映像を通して、不安な気持ちを抱えながら病気と戦うご本人の姿を紹介し、認知症の方の気持ちに少し触れていただけるようお話しさせて頂きました。
認知症を身近な事として捉え、この優しい気持ちを持って、地域で自分たちが出来ることはどんな事だろうかと思いをはせながら帰っていただけたのではないかと思います。