地域ケアセンター 活動報告

2月 地域における、認知症高齢者の見守りを支援するために元気に長生き、転倒予防の体づくり

テーマ:「地域における、認知症高齢者の見守りを支援するために」(認知症サポーター養成講座)
「元気に長生き、転倒予防の体づくり」
2月の健康教室は、地域包括支援センターと国見苑・テンダーヒル御所・鴻池荘の3支援センターが協力し、多くの人に来ていただけるよう、いきいきライフセンター多目的ホールで開催しました。参加者は117人で会場は満員となりました。
今回は、平井理事長による「地域における、認知症高齢者の見守りを支援するために」(認知症サポーター養成講座)新名理学療法士による「元気に長生き、転倒予防の体づくり」のテーマでお話をしていただきました。
まず、御所市健康増進課 倉本課長の挨拶より始まりました。平井理事長のお話は御所市で最初の認知症サポーターの養成講座でした。
認知症サポーターとは認知症について正しく理解し、偏見をもたず、認知症の人や家族を温かく見守る応援者のことです。超高齢社会を向かえ、認知症高齢者も増えます。
平井理事長の講義で、厚生労働省の「認知症を知り地域を作る10ヵ年」の構想の事や、2014年のこの構想の到達までに皆で何をするのかよく分りました。また、認知症も病気の一つであり、脳出血などに原因があるときは手術で治ることや認知症の進行を医療で遅らせる事もでき、このためにも早期発見は重要であると教えていただきました。
しかし、認知症になっても自分らしく暮らせる地域を作る事が大切であり、その為に認知症サポーターを地域で増やし、民生委員の方をはじめ、地域包括支援センター、在宅介護支援センターの連携が必要であることを呼びかけて下さいました。今回の養成講座で御所市に新たに117人の認知症サポーターが誕生し、認知症サポーターの証である「オレンジリング」が手渡されました。
次に「元気に長生き、転倒予防の体づくり」とのテーマで新名理学療法士により、転倒予防体操の指導をしていただきました。椅子に座ったままでの足踏みや、猫背にならないための体操、有酸素運動を行いました。また、認知症予防体操の指導もしていただき、もりたくさんのメニューでした。先生の明るく楽しいご指導により楽しく体を動かす事が出来ました。
歌のコーナーでは「春よこい」を手話とともに歌いました。皆さんの真剣な眼差しと楽しい笑顔で2時間の健康教室も楽しく過ごすことができました。認知症サポーターが増え、「誰もが安心し自分らしく暮らせる御所市」への大きな一歩だと感じました。
次回の健康教室は、
「皆で始めよう!声がけネットワーク~認知症になっても安心して暮らせる町づくり~」のテーマで鴻池荘在宅介護支援センター中尾がお伝えしたいと思います。今回の認知症サポーター養成講座で知っていただいたことや私たちはどのような支援ができるのか。また、全国での取り組みや御所市での現状をお伝えしたいと思います。
皆様お誘い合わせの上、是非ご参加ください。