地域ケアセンター 活動報告

3月 公開研修会を開催しました

平成24年度 介護報酬・診療報酬同時改定について
 今回の公開研修会は、約150名の方に参加をいただきました。行政や民生委員の方々、多職種の参加をいただき、情報交換や学習の場となっていると感じました。
 報酬改定のキーワードは、「地域包括ケアシステム」の構築です。
 そして、各事業所から改正の根拠をポイントに説明された内容は、
医療相談課:「病床削減と機能分化」で医療や介護が必要になっても住み慣れた地域での暮らしを継続していただくため「医療」から「介護」への連携を築いていく。
御所訪問看護ステーション:退院直後など一時的に医療ニーズが高い場合や外泊時や退院当日の利用が可能になるなど見直し。
鴻池荘訪問リハビリテーション:通所リハビリや訪問リハビリとの連携により在宅での生活を支援していく見直し。
秋津ホームヘルパーステーション:サービス提供時間区分の見直しや訪問リハビリとの連携で生活機能の向上を図る見直し。
鴻池荘:在宅復帰支援型の施設としての機能強化、看取りの対応強化、軽症の疾病を発症に対する医療的な対応の評価や、認知症の症状に対する専門性の評価などの見直し。
サテライト蜻蛉:通所リハビリテーションの機能を明確にする短時間・個別リハビリの充実や手厚い医療が必要な方へのリハビリの提供を充実させ、蜻蛉では従来から勧められていた主体的に自立を促していく支援の評価。
居宅:自立支援型のケアマネジメントの推進、医療との連携の強化、研修会を行い、専門性を強化する自己研鑽等ケアマネジメントの質の向上が求められた。
 今回の改正は、できる限り住み慣れた地域で在宅を基本とした生活の継続が出来る「地域包括ケアシステム」を推進されており、
1.在宅サービスの充実と施設の重点化
2.自立支援型サービスの強化と重点化
3.医療と介護の連携・機能分担
4.介護人材の確保とサービスの質の向上
この4点が方向性として示されています。この観点を踏まえ、ご利用者の尊厳保持と自立支援が行えるアセスメントを行い、ケアマネジャーとして専門性を強化し、チームケアの支援を行う重要性を再確認しました。