地域ケアセンター 活動報告

6月 健康教室ご報告

6月の健康教室は、初めて中央公民館で開催しました。「あいにくの雨でしたが、会場が近いので初めて参加しました」と嬉しいお声を聞くことができました。
 まず、理学療法士の中村さんから、寝たきりや介護が必要になる原因に転倒・骨折があり、それは加齢による身体機能の低下が影響しているとお話しされました。
 その内容は、①筋力の低下によって歩く速さが遅くなる。②関節の変形によって痛みが出る。③柔軟性の低下によって姿勢が悪くなる。④バランスの低下でこけやすくなる。といった4つがあげられるそうです。
 これらの機能低下は、相互に関係しており、ひとつの不調から悪循環が生まれ、状況が悪くなるそうです。中村さんから「いつまでも元気に暮らすためには、この悪循環を断ち切る必要があり、そのためには運動習慣を身につける事が大切なんです」とお話されました。
 その習慣を身につけることで、身体も元気になり、意欲が湧き、外出する機会が増える等、気持ちの変化にも効果があり、運動することが元気の秘訣だと感じました。
 しかし、「良いと分っていても続かないのが運動。 今回の健康教室では、『発 想の転換』で効果的に運動 の効果を得ましょう」と伝 えられ、実際に身体を動かしてみました。
後半は、日常生活の中で運動効果に繋がる方法が提案されました。例えば、毎日の掃除洗濯などの家事仕事の中や、立ち座りの動作、買い物中も少し背筋を伸ばすなど、意識することで運動効果が得られることから、実際に参加者のみなさんとイメージしながらやってみました。
 掃除機をかけるときは、背筋を伸ばしながら大股で行ってみる。すると、「太ももに効くなあ」と、効果を実感をされていました。その他にも、洗濯干しも腕を伸ばす運動につながっている事や、歯磨き中もつま先立ちでふくらはぎを鍛えることができる等「ながら運動」をたくさん紹介して下さいました。
 最後に「運動する暇が無いくらいに充実した毎日を過ごすことが一番の運動で す。」と参加者のみなさんにエールを送られました。