地域ケアセンター 活動報告

8月の健康教室のご報告

8月の健康教室は、葛公民館を会場に言語聴覚士の竹田さんより、お口の機能についてお話をしていただきました。
 はじめに、模型を使って食べ物を飲み込む時の舌や咽の動きを説明され、その後、「食べる」時には、歯だけでなく、舌や頬の筋肉も使いながら食べていることを、実際にクッキーを食べながら確認してみました。参加者からは、「あ!本当だ!」と普段は無意識に行ってる何気ない動作に、「体って、よ~出来てるな」と関心されている様子でした。
 しかし、加齢や病気などにより、この無意識に行っている摂食嚥下機能が低下し、食べ物などが気管に入ってしまう「誤嚥」を引き起こし高齢者の肺炎の80%は、これが原因だという説明がありました。そこで、「知って得する健口法」と題して、誤嚥予防のお口の体操と唾液腺マッサージを全員で行いました。 最後に竹田さんから「しっかり意識をして噛んで食べることは認知症予防にも繋がります」と締めくくられました。
今回は、聖ヨゼフ老人ホームの入所者の方や葛城地区の友愛チームの皆さんなど開催場所の地域から多くの方にご参加頂き、新しい繋がりが誕生した健康教室でした。