院長挨拶

院長挨拶

秋津鴻池病院 院長 岸本 年史秋津鴻池病院 院長
岸本 年史
2021年4月より、院長に就任いたしました。COVID-19パンデミック、いわゆる新型コロナウィルス感染症の大流行では、病気がいかにわれわれの自由を奪うかを痛感させるものです。医療や福祉の果たす役割の大きさ重さに改めて思いをはせています。

医療法人鴻池会秋津鴻池病院は、1926年の鴻池診療所に始まり、1928年に鴻池病院、1965年に秋津病院、1973年に現在地において秋津鴻池病院として地域の皆様とともに、地域に根付いて発展してきた病院です。日本医療機能評価機構からも認知症やリハビリテーションで高い評価を得てきております。訪問看護や訪問リハビリテーションなどの地域ケアセンター、デイケア、認知症疾患医療センターなど住み慣れた地域での自立した生活を支えるようサービスを展開しています。入院施設として内科系では地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟があり、精神科系では急性期治療病棟、認知症治療病棟、身体合併症病棟、精神科療養病棟があり、地域の皆様が安心して生活できるよう切れ目のない継続的な医療ケアサービスを、患者さんや家族の皆様の立場に立って、様々な医療機関や介護・福祉サービス事業所などと連携し提供しています。

 慢性疾患急性増悪に対する治療、認知症の初期診断と周辺症状の治療、切れ目なくリハビリテーション技術を駆使して生活機能を高める回復期治療、充実した精神科医療を推進しています。秋津鴻池病院は「鴻池さんに任せれば何とかしてくれる」という患者さんやご家族、地域の皆様の声にこたえようとこれまで以上に職員と一緒に努力してまいりますので、よろしくお願いします。

2021年4月

医事新報社 2021年7月20日合併号
「横顔 就任インタビュー」より